50歳で公務員を退職。人生リスタートして楽しく生きる。

退職後に離婚でどん底 。人生最大のメンタル崩壊から復活 ◆「こうあるべき」を手放し、心地よい50代へ◆ラクして生きると楽しくなる

「はぁ?なんなのこの人!」と思ったとき、私の頭に浮かぶ一言

「なんだこの人!」って思った時に浮かぶ言葉

スーパーで。

SNSで。

かつては職場で。

 

もう日常のあちこちで

遭遇しますよね。こういう場面。

 

「はぁ?なんなのこの人……!」

 

イライラしたり、モヤモヤしたり。

もうほんと、感じ悪い!って思う瞬間。

 

でも。

そんなとき

ふっと浮かんでくる言葉があります。

 

それが

「みんな誰かの愛しい女」

 

こんなムカついてるタイミングで

なぜ「愛しい」なんて言葉が出てくるの?

…ってはじめは自分でも思いましたが。

実はこれ、林真理子さんの本のタイトル

この言葉は

作家・林真理子さんのエッセイ本のタイトル。

 

気になる方は本のリンク貼っておきますね。

▶️林真理子さん「みんな誰かの愛しい女」

 

もう何年も前に読んだ本ですが

タイトルだけがずーっと私の頭に残っていて

このフレーズが勝手に浮かんでくる。

 

でも、これって女に限った話じゃない。

男とか女というより

もっと広く、「愛しい人」。

 

恋人や配偶者

親、子ども、友人。

 

この「ちょっと苦手なあの人」も

誰かにとっては大事な存在なのかもって。

苦手な人にも、愛してくれる誰かがいる

正直、仕事してた頃は

毎日が小さなイライラの連続。

 

「どうして、そういう言い方するかなーー!」

って思うこと、しょっちゅうでした。

 

でも、この言葉が頭に浮かぶと

ちょっと冷静になれるんですよね。

 

ムカつく上司だって

家では母親にとっての可愛い息子かもしれない。

噂好きでいじわるな隣の係の女性も

子どもから

ママ大好き!」って言われてるかもしれない。

 

そんなことを考えはじめると

なんだか、怒りの温度がスーッと下がっていく。

「この人にも背景があるんだろうな」

と思うことで

接し方が少し変わるんですよね。

 

もちろん

理不尽なことされたら

ちゃんと怒ります、私!

 

でも

こんな人(失礼!)も誰かにとっては特別なんだ

って思えると

自分の中のトゲが

少し丸くなる気がしています。

自分自身に向き合う

じゃあ、今の私はどうなんだろう?

って、考えてみたんです。

 

家族との関係は……

まぁ、バツイチなのでちょっと複雑だけど。

母や妹にとっての私は

たぶん「愛しい存在」だと思う。(たぶん、ね。笑)

 

でも、年齢を重ねるにつれて

そういう存在がどんどん減っていくのも事実です。

 

親はいずれいなくなって

私のように子どもがいない人間にとっては

「私を愛しいと思ってくれる人」

自体がもともと少ないのに

さらにどんどん減っていく。

 

いつかは、誰もいなくなってしまうかもしれない。

 

そんな不安が

ふと胸にこみ上げてくることも

たまにあります。

それでも私を支えてくれるもの

でも、だからこそ。

愛しいとまではいかなくても

 

「Ritaさん、どうしてるかな?」とか

「あなたがいてくれると、ちょっと楽しい」

って思ってくれる人が、

1人でもいてくれたら

うれしいなって思います。

 

バイク仲間でも

ご近所さんでも

ちょっとした友人でも。

 

そんな、ゆるいつながりの中で

私を思い出してくれる誰かがいること。

それが

この先、生きていく上での

小さな支えになる気がしています。

 

 

そして、もうひとつ。

今はもうこの世にはいないけど

きっと空の向こうで

私のことを

「愛しい」

と思ってくれている父の存在。

 

子どもの頃は

怖くて大嫌いだった父だけど

今は

「愛情表現ができなかった人だったんだなあ」

と思える。

 

もう会えないけど

その記憶が、これから先もずっと

私の心の中で生きてくれる。

最後に。

なんだか、しんみりしちゃったなあ。

 

まぁでも

人生こんなもんですよね。

年齢を重ねれば重ねるほど

「私を愛しいと思ってくれる人リスト」

は確実に減っていく。

 

これはもう、どうしようもない事実。

でもたぶん

「今この瞬間、私のことを思い出してくれる人がいる」

とか

「かつて私のことを、めちゃくちゃ愛しいって思ってくれた人がいた」

 

そのどっちも、とってもありがたい。

 

もはや人数じゃない。

心の奥底での

関係の深さや密度が大事。

あと勝手に記憶を補正しちゃうとか!

 

そういうのも全部ひっくるめて

これからも

私は私のペースで

ゆったり暮らそうと思います。



それでは〜!

 

 

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