50歳で公務員を退職。人生リスタートして楽しく生きる。

退職後に離婚でどん底 。人生最大のメンタル崩壊から復活 ◆「こうあるべき」を手放し、心地よい50代へ◆ラクして生きると楽しくなる

辛い記憶がよみがえっても、私は私を止められる。〜心の回復の一歩〜

昔のつらい画面がフラッシュバック

ふいに

昔のつらくてイヤな場面が

映像みたいにブワーーっと

頭に浮かんでくることがある。

その時の景色や

セリフがよみがえっちゃって。

 

そんな時

私の頭にパッと浮かぶ言葉があります。

「すべては映像」が突き刺さった!

それは、キャメレオン竹田さんの

人生を自由自在に楽しむ本 (だいわ文庫)

に出てくるこのフレーズ。

 

すべては映像。

 

私が見る世界は

私が創った映像なんだよ、と。

 

 

この本では

人って

過去のショックな出来事や辛い体験を

まるで映画のように

頭の中で繰り返し再生している

って書かれていました。

 

しかもそれを

「アンコール!アンコール!」って

 自分でアンコールしてるんですって(笑)

 

さらに

例えがすごく秀逸。

 

本来は

通り過ぎるはずの「電車」=辛い記憶を

「みんな見て見て!」って必死で止めて

わざわざ自分に

見せびらかしてるようなものだって。

 

「この電車、見て!ほら!つらいでしょ?」って。

私自身が両手で

「うっうぅ!」って

全力で電車を止めている

映像が目に浮かんじゃいました。

 

 

私の場合

映像というと・・

ビデオテープの感覚が浮かんできたんです。

古い〜!

あの黒くて分厚いやつ。

 

録画してしまっておいたのに

わざわざ取り出して

デッキに入れて再生して。

悲しい場面ばっかり流してるようなもんじゃない?

 

しかも巻き戻したり

一時停止してじっくり観てる、しつこさ。

「そう!ここ!」って言いながら。

もはや自虐エンタメです。

私の再生映像は、長野の引越しの日

ちなみに私が

よく再生してしまう映像ワンシーンのひとつは

 

離婚して長野のマンションを引き払った日

 

すべての荷物が運び出された

がらんとした一室で

引き渡しのために

管理人さんを待っていた時のあの空気感。

 

カーテンも何もなくなって

冷たいフローリングの上に

ひとりポツンと座ってた。

あの景色、音のない静けさ

胸の奥から湧いてくる寂しさや悔しさ。

あの切り取ったような映像が

浮かぶだけで

当時の感情がドワッと込み上げてくるんです。

 

その時のことを、当時ブログにも書いてました。

長野にサヨナラした日の記録はこちら

vibrantactions.com

「おっと、また始まったな」と気づけるだけでラクになる

でも最近は

その再生スイッチが入ったときに

 「おっと、また始まったな!」

って気づけるようになってきた。

 

気づけたら、ちょっと楽になる。

あ、私は今

あの辛いビデオを再生してるぞ!

って。

 

頭の中のビデオデッキ

止めることだって

できるんですよね。

再生しない自由

ありますよ、ちゃんと自分に。

 

もちろん

ふとした瞬間に思い出すことはある。

完全に忘れることなんて無理。

でもそのたびに

「うわ、また再生してるわ、私!」って

ちょっと客観視できたら

それだけで少しラクになる気がします。

 

だって私たちの中には

もう観なくていいビデオ

けっこうあるから。

辛い記憶の「ビデオ」そろそろ停止!

辛い記憶の再生ボタン

押してるのは自分かも!


でも

それに気づけたら

もう止めることも

巻き戻さないことも、きっとできる!

 

 

この本を読んだのは

離婚後にメンタルダウンした時期。

今も

完全に回復したわけじゃないけれど

こうやって「自分をいじめてるクセ」

に気づけたことは

私にとって小さな

でも

確かな回復の一歩!

 

私が少しずつ

元気を取り戻していく中で出会った

心の支えになるような言葉や

本との出会い

自分のためにも記録しながら

同じように

しんどい誰かの

手助けになればいいなと思って

書いていま〜す。

 

それでは〜。

 

 

 

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