上等じゃねえか!昭和の不良言葉に反応
昨日ウォーキングをしていたら
前を歩く男性のTシャツに
こんな言葉が書いてありました。
沈没上等
You shall burn out to run.
(英語は得意じゃないので、うろ覚えです)
たぶんランニングチームの
ユニフォームかな?
と思いつつ
つい目に留まったのが
「上等」という言葉。
昭和世代にとって「上等」といえば
やっぱりこれ。
「上等じゃねぇか!」
中学生のころ
男子達が「タイマン上等!」
なんて言いながら
先生、いや、センコー?
に怒鳴られていたのを思い出して
懐かしくなりつつも
思わずふふっと笑ってしまいました。
最近よく見る「脅し文句」
連鎖的に思い出したのが
最近SNSやネット広告でよく見かける
ちょっと脅しに近い煽りの文面たち。
「その不調、放っておくと大変なことに!」
「今やらないと、見た目年齢が10歳上に…」
「やってないの、あなただけです」
うん、やっぱり脅してくるなぁ〜。
あれって
マーケティング用語で言うところの
「恐怖訴求」らしい。
たとえば
「9割の人が知らずにやってる老ける習慣とは?」
な〜んて言われると
「えっ、わたしもやってる?やば…」
って反応しちゃいそうになる。
これ
「損失回避バイアス」
という心理現象だそうで
人は「得をする」より「損を避けたい」
と思う気持ちのほうが強い。
つまり、「得られる未来」
よりも「失う未来」のほうが
人を動かしやすい。
どんな手法にせよ
人のビビリスイッチを押す
のが言葉の力なんだなあ。
不安で動いたことって、案外続かない
でも
こういう
「焦らされて始めたこと」って
実際には続かないことが多い気がする。
「やばいかも!目まわりの小じわ対策!!」
と始めた目元美容液も
いつの間にか塗るのを忘れてフェードアウト…。
あとで振り返ると
「本当に自分に必要なことだったのかな?」
って、疑問が湧いてきたりして。
外からの不安や煽りで選んだものって
どこか自分の中に納得感がない。
煽られて?入った行列の店の後悔確率
これ
食べ物でもよくありがちかなと思います。
たまたま通りがかって
行列ができているお店を見ると
「お?なんか人気そう!」
気になっちゃって入ってみたくなる。
でも、入ってみたら
ふん、大ハズレ。
「はい〜、あの行列に煽られた私がアホでした〜」
って、なんかちょっと悔しい〜。
でも
「絶対おいしいパンが食べたい!」
と思って
自分で調べて
わざわざ遠出して行ったお店が
イマイチだったときは
「まぁ、次回の教訓にしましょ」
「でも、自分でちゃんと選んだしね」
って、なんだか妙に納得できたりする。
この「自分で選んだ」って感覚
やっぱりすごく大事だなって思います。
自分で選んだことは、自然と続く
私が日々続けている
ウォーキングもそう。
なんとか元気で
自分の脚でいくつになっても歩ける体でいたい!
そう思って
いろいろ調べてたどり着いたのが
愛読書
これがもう、私のバイブル。
「脳と体、両方の健康にいい!」と
自分で納得してインストールできたからこそ
特にがんばってる意識もないのに
隙間時間にてくてく歩くのが
日常になっています。
これがもし
「これをやらないと、老けますよ!」
なんて言われて慌てて始めていたら……
たぶん三日坊主だったね、絶対。
自分の軸で納得して選ぶ
情報もアドバイスも
今の世の中にはあふれかえってるけど
その中から
「自分にとっての正解」
を選ぶって
実は一番難しくて
一番大事なことなのかも。
焦らず、流されず。
外の声より
自分の内側の声に
ちゃんと耳を澄ませる。
自分の軸で選ぶ。
そんな選択ができたら
脅されるよりもずっと
ラクに生きられる気がする。
「コレやらないと、老けますよ!」
って言われたら、
「ええ、まあ何もしなくても老けますけど、何か?」
って返せるくらいの余裕
持っていたいです〜。
それでは〜。