母の背中が
少しずつ丸くなり始めたのは数年前のこと。
私が「あれ?」
と気づいたのと同じタイミングで
母も
「私の背中、曲がってない!?」
と聞いてきました。
ショーウィンドウに映る
自分の姿を見て
ハッとしたそうです。
それからはとても気にするようになって
街でL字のように
背中が曲がった高齢の方を見かけるたびに
「私もああなっちゃうのかな……」と、ぽつり。
そのたびに
なんとも言えない切ない気持ちになります。
実は
母の背中が曲がってきたこと
私にとってもかなりショック!!
だったんです。
というのも
私は若いころから
「背中が曲がりたくない!」
「骨、重要!!」
という思いが強くて
自分の骨密度を意識してきました。
38歳の頃から
定期的に骨密度の測定を続けています。
骨密度測定経過を綴った過去記事もあります。
こちらは、39歳のときに
かかとの骨で超音波測定したときの結果です。
このときの測定値は
若年平均の152%
同年代比では167%。
という、なかなか優秀な数値でした。
「よし、私は大丈夫!」
そう思って、少し安心していたんです。
母にも
「絶対、測ったほうがいいよ」とすすめて
60歳頃から
定期的に骨密度検査を受けるようになりました。
結果は……私と同じくらい良好!
「これは遺伝かな〜!」
なんて、二人で笑っていたのに。
それでも
母の背中は、確実に曲がってきた。
これは本当にショックでした。
いくら骨密度が良くても
それだけでは姿勢は保てない。
母は
社交ダンスが趣味だったから
姿勢には気を配ってたはずなのに。
筋力、体幹、日々のクセ……
そういった積み重ねの方が
むしろ大事なのかもしれない。
そんなふうに、身をもって実感したんです。
それからは
本を読んだり、
母が信頼している整形外科の先生に
話を聞いたりしながら
「姿勢を守るために今できること」
を少しずつ
生活に取り入れてきました。
そして今では
母も私と一緒にその習慣を継続中。
母が実践を始めたのは
背中が曲がり始めた後。
もうかれこれ
5年近くは一緒に続けています。
完全に元どおりに
なるわけではありませんが
それ以上悪化することもなく
今の状態を維持。
だからこそ
私もこのまま継続!!していきます。
私が続けている「姿勢&骨ケア習慣」
◆ウォーキング1万歩/日
骨は“振動”でも強くなる!
自然な刺激を。(母は8,000歩)
◆カルシウム&たんぱく質を意識した食事
小松菜・豆腐・納豆・無脂肪牛乳など
骨の材料になるものを毎日コツコツ。
◆スクワットとストレッチを朝晩の習慣に
わざわざ時間を取らず
ながらで続けています。
◆かかと重心を意識
かかとで立つ・歩くように心がけ。
◆なんちゃってドローインでお腹を軽く引き締める
丹田を意識
ぽっこりお腹予防にも◎
母の姿を見て
私は少し未来の自分を重ねました。
そして
筋力や姿勢のクセ、日々の習慣が
やっぱり大事なんだな〜と
しみじみ感じています。
もちろん
上記のことをぜーーんぶ
常に完璧に
実行できているわけじゃありません!(笑)
でも
全部いっぺんにやるのは難しくても
「気づいたときにちょっと意識する」
だけで、きっと未来は変わる。
10年後も20年後も
好きな服を着て
姿勢よく歩いていたい!!
そのために
今日の小さな一歩を
じみ〜に重ねていこうと思ってます。
それでは〜。