公務員時代
私はずっと「朝4時起き」をしていました。
家を出るのは
7時前くらいですけど
その前にどうしても
自分だけの時間が欲しかった。
本を読んだり、ストレッチしたり
投資の勉強をしたり。
帰宅後にはどうしても
時間確保ができないので
4時に起きてたんですよね。
振り返ると
なかなかストイックな生活です。
今なら
もう少し肩の力を抜いていたかもしれません。
リタイア後は
起床時間を変更して
ゆっくり朝をスタート。
実際、6時起きにシフトチェンジ。
朝のんびり起きて
「ああ〜ゆっくり起きてる〜」
と思ってました。
当時の気持ちを綴った記事はこちら
▶︎ 【公務員を早期退職して1年3ヶ月〜4時起床から開放された幸せ】
今読み返すと
あの頃の高揚感がなんだか微笑ましいです。
…でも、1年半ほどで違和感が。
「あれ?なんか昼間って、自由なようで自由じゃないかも?」
スマホで友人からLINE通知。
宅配便も受け取れるし、
お買いものも行かなきゃ!と
必要な用事もある。
雑音が多くて
思った以上に自分時間を確保できない。
しかも、「あとでやろう」
と思っているうちに
どんどん時間だけ過ぎていく不思議。
気づけば
また自然と4時起きに戻っていました。
そしてあらためて思ったんです。
朝4時の世界って
ものすごく「しーーん」としてる。
買い物?できない。
掃除?音が響くから無理。
洗濯?さすがに迷惑かも。
誰かにLINE返信?音が鳴ったら起こしちゃう〜
ひとり暮らしだけど
この時間帯は物理的にできることが限られている。
だからこそ
自然と「今ここ」に集中できる。
何かに追われることも、呼び出されることもない。
ただ、自分だけの静かな朝。
集中力も
やっぱりこの時間が一番だと感じる。
最近読んだこの本に、ものすごく共感しました。
キム・ユジンさん著で
朝イチの「ひとり時間」の
大切さを優しく語っている本です。
その中に、こんな言葉がありました。
朝のひとり時間は、人生のボーナスタイム。
さらに、
ボーナスタイムで失敗しても、メインゲーム(本番の一日)には影響しない。
つまり
この時間はどんなことをしても
それはオマケ。
確かに、と妙に納得しちゃったんです。
本を読んだり
コーヒーをゆっくり飲んだり、
ぼんやり物思いにふけったり。
そんな時間って
洗濯や家事のように
毎日絶対にやらなきゃいけないものじゃない。
言ってみれば、「プラスアルファ」。
生活に直接必要なものじゃないかもしれない。
でも。
だからこそ、心を豊かにしてくれる。
日々をただこなすだけじゃなく、
「今、生きてるなぁ」って感じられるのって
きっと、こういう
余裕の時間なんじゃないかなぁ。
結局
私はまた、自分に合うリズムに戻ってきた
と思います。
自由って
自分が心地いいリズムで過ごすことなんだなと
しみじみ感じます。
そしてもうひとつ。
先ほど紹介した本の中に
心に残る言葉がありました。
(ウォルト・ディズニー・カンパニーの元CEO)の言葉。
明け方の静けさが、私の一日を決める。
静かな朝に
自分だけのリズムを取り戻す時間。
きっとそれが
一日のスタートを優しく整えてくれる力
にもなっているのかもしれません。
それでは〜