50歳で公務員を退職。人生リスタートして楽しく生きる。

退職後に離婚でどん底 。人生最大のメンタル崩壊から復活 ◆「こうあるべき」を手放し、心地よい50代へ◆ラクして生きると楽しくなる

「時間は未来からやってくる」って話、離婚後の私にグッときた。

未来は今を変える?

吉本ばななさんとJegさんの言葉に救われた私

 

一生、このレッテルを背負って生きていくのか

離婚でボロボロだった頃。

裏切られた過去に囚われて

前を向くことができませんでした。

「浮気された女」

「女として欠けていた人間」

そんなレッテルを自分に貼って

このまま一生

そういう人間として生きていくんだ…。

 

私はもう

「何かが欠けたままの女」として

この人生に静かに幕を下ろすんだ――

そう思ってました。

 

時間は、未来から過去に向かって流れている

そんな時に読んだ、吉本ばななさんの

「違うこと」をしないこと

 

という本の中に

こんな言葉がありました。

 

「時間は、未来から過去に向かって流れている」

 

最初は正直、ピンときませんでした。

でも、読み進めるうちに

胸がぎゅーーとしめつけられたんです。

 

少し長くなりますが、引用しますね。

 

川の流れをイメージしてください。下流に向かってボールを投げても、ただ流れて、遠ざかっていくだけですよね。 

でも上流に向かってボールを投げれば、ボールが目の前に来た時にキャッチすることができる。

「時間は、未来から過去に向かって流れている」 っていうのは、つまり、そういうことだと思うんです。

ボールみたいにはっきりわかるものじゃないかもしれないけど、ふっと向こうから強い風が吹いてくるみたいな、かすかな予感みたいなものをキャッチできるかどうかで今の自分が変わってくる。(中略)

例えば子どもって、観たい番組があると「明日の夜7時にあの番組がある」っていうところからさかのぼって「だったら6時までにこれをして、7時までには家に帰らなきゃ」って考えるじゃないですか。つまり、未来のその時が、今の自分を作っている」

 

この言葉に触れて、思いました。

もうあの嫌な出来事たちは

川の流れに乗って、遠く下流のほうへ行ってしまった。

ばいばーい!!とでも言って

見送ってあげればいいんじゃない?って。

 

だから

過去の出来事にとらわれるんじゃなくて

「未来から吹いてくる風」

に意識を向けてみよう。

 

未来の私が、笑顔で

「そんなこともあったねぇ〜」

なんて言ってるかもしれない。

 

その未来の私が、今の私に向かって

「大丈夫だよ〜〜ん!」って

やさしい風をふわりと吹かせてくれてるとしたら?

 

だったら、その風を素直に受け止めて

スチャッとキャッチして

軽やかに流れに乗っちゃえば

いいんじゃない?って。

 

さらに刺さった、もうひとつの言葉

そして最近、もう一冊

「やられた…!」

って思うほど心にズドンときた本があります。

 

それが、Jegさんの

「世界一わかりやすい願望実現」という本。

 

 

ベルトコンベア理論

という考え方が出てくるんですが

これがまた、めちゃくちゃ腑に落ちたんです。

 

イメージしてみてください。

自分の目の前に

「自分の方向へ向かってくるベルトコンベア」

があるとします。

そこに、何かをポイッと投げ込むと

それが時間差で、足元に流れて戻ってくる。

つまり

未来は「今、自分が投げたもの」が時間差で返ってくる

という考え方なんです。

 

未来ってただどこか遠くから

勝手にやってくるものじゃない。

今、自分がそのベルトコンベアに何を乗せるかで、未来が形づくられていく。

 

これってさっきの

「未来が今をつくっている」という

ばななさんの言葉と

まさにリンクする考え方でした。

 

だからこそ、「今」が大事なんだ

過去にどんなことがあったとしても

未来の自分は

今の私の「思考」「言葉」「行動」でできている。

 

私は

苦しくてどうにもならない中にいた時でも

ほんの少しだけ

「未来に希望を投げる」

選択をした。

 

あの時、自分を責め続けることではなく

「この経験をバネに成長した未来」

をほんの少し思い描いたことで

今こうして

文章を書けているんだと思います。

 

未来へ希望を投げる

なんてエラそうに書いてきましたが

私もまだまだです(笑)。

 

嫌な記憶がふっとよみがえって

 「うぅ…」って一瞬

心がどんよ〜りすることもあります。

 

でもそれでも

希望のかけらを未来にポイッと投げてみる。

そしたらいつか

「あ!今わたしの足元にそれが届いたかも?!」

な〜んて日がやってくるんじゃないかと

そんな風に思って過ごしています。

 

確定じゃなくていいじゃん、と。

 

未来の風は

ちゃんとみなさんにも吹いてるはず。

 

それでは〜

 

 

<