母親との微妙な関係
母親との距離感って、難しいなぁ…
と思うこと、ありませんか?
私は離婚を機に
母の家の近くへ引っ越しました。徒歩3分の距離。
それなのに
なんとなくどう付き合えばいいのか
いろいろ思うこともあり
イマイチつかめなくて。
30年以上別々に暮らしてきた。
一度、父が亡くなった後に
4年間だけ
前夫と私と4人で同居したことがあったけど……
まあ、うまくいかず別々に暮らすことに。
そんなこともあって、どこか距離を置いてしまう。
妹は仕事があるから昼間は母がひとり。
私もひとり。
でも、私は母の家に行くことが少なかった。
母といっしょのお昼ごはん
ある日
めずらしく母の家で
いっしょにお昼ごはんを食べていた時に
母がふと
「やっぱり誰かといっしょに
ご飯を食べるっていいね〜」
と言ったんです。
そっか、それなら!と思い
さっそく
「じゃあ、〇日の〇時にいっしょにご飯食べようよ!」
と言った私。
母も喜ぶはず!……と思ったのに
返ってきたのは微妙な反応。
「あぁ、その日はどうかな〜?
うーーん、また近くなったら考えるね」
えっ……なんで!?
もしかして、私といると気を遣うのかな?
口うるさいかな・・私。
ちょっと落ち込みましたが
後日、思い切って母に聞いてみました。
「ねえ、お母さん、私とお昼ごはん
いっしょに食べるの、あまり気が乗らないの?」
すると、母はほんとに驚いた顔。
「ええ? そうじゃないよ。
ただ、決めなくてもいいじゃん。
好きな時に来ればいいのに」
母にとって
いっしょにご飯を食べるのは嬉しいこと。
でも
「予定」
として決めるのではなく
「今日いっしょに食べよ〜」
くらいのゆるさが心地いいみたい。
私はスケジュールを立てるのが好きなタイプ。
予定が決まっていると安心するし
何でも計画的に進めたい。
でも、母はその逆。
決めない方がラクなタイプ。
「予定」として入れられると
窮屈に感じるみたいなんです。
いやーー、かなり衝撃でした。
自分が「いい!」と思っていることが
相手にとっては「しんどい」。
私、知らないうちに
自分の価値観を
母に押しつけていたのかも……?
やり方を変えてみた
それから私は
予定を立てずに
ふらっと行ってみることにしました。
LINEで
「今いる? 行ってもいい?」
と聞いてみる。
すると、母はいつも笑顔で
「どっぞー」
と迎えてくれました。
「大きなかぼちゃを切るところ!助かる!」
「今日は筑前煮作ったから、持ってく?」
そんな何気ない会話が、意外と心地いい。
「決まった予定」ではなく
「その時の気分」で会う。
私が
行かなくちゃ!
と思うのではなく
行ってみっか!
の感覚になると
母も私も自然に過ごせるようになった気がする。
ほどよい距離感
「親との距離感、難しいなぁ」
と思ったら
まずは思い切って聞いてみるのもアリ。
どんな関係が心地いいか?
そして
自分の価値観を押し付けるのではなく
お互いが
ラクにいられるバランスを見つけること
が大事かなー。
私は
「せっかく近くにいるんだから、親孝行しなきゃ!」
と勝手に思い込んでいました。
そして
それができていない自分に
なんとなく罪悪感があった。
あんまり気負わずに
ラクにしたほうがいいってことも
今回感じました。
50代はまだまだこれから。
親との時間も、自分の時間も
無理せず心地よいカタチで
大切にしていこうと思います。
それでは〜!