50歳で公務員を退職 私のセミリタイア

夫婦でセミリタイアして長野へ移住後に離婚 女ひとりでFIRE生活継続中

「おまんま」を泥棒する体〜燃費の悪い体は腸内細菌のおかげ

 

 

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まんま泥棒

 

 

聞き慣れないかと思いますが

これは

亡くなった父が

よく私の母に言っていた言葉です

 

 

 

お母さんは本当にまんま泥棒だよね〜

 

 

なんとなく

想像つきますか?

 

 

要は

食べても身につかないので

おまんま(食べ物)を泥棒しているようだ

と言っていたんですね

 

 

車でいえば

かなり燃費が悪い

昔のガソリン車なイメージでしょうか

 

 

親子二代で「まんま泥棒」

 

私もこのDNAを引き継いだのか

やっぱり

 

まんま泥棒

 

なんですね

 

 

自分でも疑問に持ち

 

 

これは体質なのか?

まずは太るって

どうしてそうなるのかな?

 

 

と肥満のメカニズムなどを

いろいろ調べたり

自分の体で実験したりの

試行錯誤の結果は

生まれ持ったものも多少あるとは思いますが

 

 

 

食生活による

腸内細菌が関係している

 

 

 

と個人的には思っています

 

  

カギは天然のやせ薬の短鎖脂肪酸

 
アメリカの研究チームが取り組んだ実験で
 
 
痩せている人の腸内フローラを移植したマウス
肥満の人の腸内フローラを移植したマウス
 
 
の2つのグループを作り
およそ1ヶ月間同じエサと運動量で育てました
 
 
すると
 
 
①痩せている人のフローラをもらったマウスは特に変化なし
肥満の人の腸内フローラをもらったマウスは
 脂肪がどんどん増えて太ってしまった
 
 
 
腸内フローラが肥満体質の原因となることが
科学的に証明されたんですね
 
 
ではなぜ
腸内フローラの違いによって
太ったり痩せたりするのかな
 
 
それは腸内細菌が作り出す
 
 
短鎖脂肪酸
 
 
という物質がキーワードです

 

 

短鎖脂肪酸

 
短鎖脂肪酸
 
  • 酢酸
  • 酪酸
  • プロピオン酸
 
という3つの物質の総称で
 
 
腸内細菌たちが食物繊維をエサにして作っています
 
 
この短鎖脂肪酸のすごい!!ところは
 
 
食べ過ぎなどでエネルギーが過剰な時に
 
①交感神経が短鎖脂肪酸を感知すると
 全身の代謝が活性化し消費を増やす
 
②脂肪細胞が短鎖脂肪酸を感知すると
 細胞は栄養分の取り込みをやめ脂肪の蓄積を抑える
 
 
つまり
例えて言えば
短鎖脂肪酸
 
 
やっばーい!食べ過ぎた!
 
といった時に
勝手に代謝を上げてエネルギーを消費する手助けをし
脂肪細胞ちゃんが栄養分を取り入れようとすると
だめですよ!
と取り込みを阻止して
脂肪の蓄積を抑える
働きがある
 
 
すっごい賢くて
味方にしたい能力ですよね
 
 
 
残念ながら肥満の人の腸内では
短鎖脂肪酸を作る力が
下がってしまっていることが多いようです
 
 

太るのはいっきにじゃない!徐々に増加する

 
私は
甘いものが大好き
 
和洋なんでもごじゃれ!
パンも大好き!
 
パン屋さん巡りが
趣味のひとつなほどです
 
 
ブッフェ・食べ放題に行っても
量で負けたことはありません(自慢)
 
 
 
 
じゃあ
なんで太らないか?
 
 
太るのって
いっきに5キロ10キロ
増えるわけではないですよね
 
 
ちょぴっとずつ増加するはずです
 
 
 
過体重の場合
 
 
太らせる細菌
 
 
がいるというより
 
 
肥満を防いでくれる細菌がいない
 
 
ことが問題なので
おそらく
腸内環境が良好だと
食べ過ぎても
その分を脂肪として蓄えない力が
働くのだと思います
 
 
先ほどの
 
短鎖脂肪酸
 
の恐るべし力
 
 
エネルギー消費を増やして
脂肪の蓄積を抑えて肥満を防ぐ
 
 
が発揮されるからではないかと
考えています
 
 

食物繊維の豊富な食生活

 
腸内環境は
幼少時に決まるといわれていますが
食生活で良くも悪くも
変えることができます
 
 
私も
母親の作ってくれる食事ではない
一人暮らしの時代は
今より体重が多かったし
便秘に悩んだ時もありました
 
 
その後
体調改善のために
腸内細菌が
短鎖脂肪酸を作り出すエサとなる
 
 
食物繊維
 
 
をきちんと摂取することを心がけ
 
 
2代目まんま泥棒
 
 
に無事昇格!
 
 
 
語りだすと
長くなるので
今日はこのあたりで
 
 
それでは〜
 
 
【余談】
 

ちなみに

まんま泥棒

で検索したら

こんな商品があってビックリしました(笑)

こちらとは関係ありません

 

 

 

 

父は若い独身時代に

宮崎県に住んでいたことがあるので

その時に

これを目にして

なんとなく記憶に残っていたのかも?

なんて

父の若かりし頃を

想像してみて

ちょっこっと気持ちがほっこりしました